よくある質問
在宅総合支援センターについて
在宅総合支援センターとは
医療や介護が必要な状態またはその両方を必要とする場合でも住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために、医療と介護の関係機関が連携・協働することが重要です。
入退院、日常の療養、急変時、看取り等の局面においても、在宅医療と介護サービスが切れ目なく一体的に提供できる体制の構築が求められます。
遠賀中間医師会では遠賀中間地域の1市4町から委託を受け、医療・介護関係者や地域住民の皆様からの相談窓口の運営、医療・介護資源の情報提供、医療・介護従事者に対する各種研修会の開催、地域住民への出前講座などに取り組んでいます。
在宅医療に関する相談窓口は、どのような方からの相談が可能ですか?
在宅医療・介護に関わる専門職の方や地域住民の皆様からのご相談を受け付けております。相談内容によっては、関係機関と連携して対応しております。
どんな内容の相談ができますか?
かかりつけ医や病院の連携実務担当者、介護支援専門員といった在宅医療・介護従事者や地域住民の皆様からの、在宅医療や付随する介護サービスに関する相談に対して、必要な情報提供等を行っています。
例えばこんな相談をお受けしています
- 遠賀中間地域の医療・介護資源についてのお問い合わせ
- 訪問診療や往診をしてくれる医師を探している
- 今は病院や施設で過ごしているけれど、退院(退所)して自宅で過ごしたい
- 通院が困難になった療養者の支援をどうしたらよいか など
相談はどのような方法で行えばいいですか?
お電話でご連絡いただくか、直接センターにお越しいただいても結構です。(事前連絡をお願いいたします)
相談料や利用料はかかりますか?
無料です。安心してお気軽にご利用ください。
在宅総合支援センターのホームページの「遠賀中間地域在宅医療・介護マップ」に掲載されていない施設があるようですが?
遠賀中間地域在宅医療・介護マップは遠賀中間地域の医療機関と介護サービス事業所を対象に、掲載を希望される事業所の情報を掲載しております。
在宅医療について
訪問診療の対象となるのは?
原則的には「自宅や施設等で療養を行っており、疾病や傷病等のため通院が困難な方」とされていますが、主治医の判断によるものとされております。
具体的には
- 自宅や施設での療養を強く希望される方
- 病院への通院が困難な方
- 寝たきりの方
- がんなどの治療を自宅や施設で行っている方
- 退院後、自宅や施設で療養生活を送られる方
- 在宅酸素やカテーテルなどの医療管理が必要な方
- 自宅で緩和ケアを希望される方 など
訪問診療と往診の違いについて
訪問診療は計画的に訪問診療を行うことです。例えば"今月は10日の午後2時"と、事前に約束した日時に医師が自宅等を訪問して診療や薬の処方などを行います。往診は体調が急変した時など、本人や家族の緊急的・臨時的な求めに応じて医師が自宅等を訪問することをいいます。
在宅医療を受けるには、どうすればいいですか?
かかりつけ医にご相談ください。もしくは、ケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。入院中であれば主治医や医療連携室等にご相談ください。
訪問診療の頻度はどれくらいですか?
状態等にもよりますが、おおよそ月2回程度の訪問診療が基本となります。日にちや時間については医師との調整のうえ決定されます。
訪問診療にはどのくらいの費用がかかるのですか?
大きく体調を崩したり特別な処置などがなければ、医療保険において1カ月に2回の訪問診療で処方箋を交付する場合には、おおよそ7,000円程度(1割負担の場合)が目安となります。
注意:あくまでも一例です。個別の様々な条件により負担額は変わります。その他、採血などの検査を実施した場合やお薬代、往診を行った場合には別途費用がかかります。また、在宅酸素等の医療機器を使用する場合やがん等の治療を行う場合も医療保険に含まれますが別に負担金が加わります。
癌末期の痛みに対する麻薬などの処方もしてもらえますか?
自宅でも病院と同じように処方され使用することができます。
やっぱり入院したいと思ったら?
在宅療養に切り替えたからと言って必ず最後まで在宅という意味ではありません。いつでも方針の変更は可能です。
自宅に訪問してくれる看護師はいますか?
医師の指示を受けた看護師が自宅などを訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行う訪問看護サービスがあります。病院と同じような医療処置も行います。自宅で最期を迎えたいという希望に沿った看護も行われています。訪問看護を利用したい場合は、かかりつけ医や地域包括支援センター、ケアマネジャーもしくは入院中であれば医療連携室などにご相談ください。
自宅に訪問してくれる歯科医師はいますか?
かかりつけの歯科医師にご相談ください。その他、ケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。
介護について
介護サービスを利用するには?
まずはお住まいの市・町役場の窓口に相談してみましょう。市・町役場には、「高齢者福祉課」や「介護保険課」などがあり、介護全般に関する相談を受け付けています。窓口に直接相談に行かれるか、電話でも相談することができます。
要介護認定の申請をすることで、介護がどのくらい必要なのかについて調査が行われます。認定された区分に応じてサービスを利用することができます。サービス計画書(ケアプラン)を作成し、それに基づいたサービスの利用を行うことになります。
詳しくはお住いの市・町の介護保険窓口または地域包括支援センターにご相談ください。
ケアマネジャーはどのような仕事をしているのですか?
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護や支援を必要とする方やその家族と相談しながら、適切な介護サービスを受けられるように調整して管理する介護保険法に規定された専門職です。利用者が介護保険サービスを受けられるように、サービスをどのような目的で利用するのかを記載した「ケアプラン(介護サービス計画)」の作成を行います。「介護や支援が必要な人やその家族」と「介護サービスを提供する施設やサービス事業者」との間の調整の役割を担っています。なお、ケアマネジャーへの費用に関して利用者の負担はありません(保険から給付されます)。
ケアマネジャーはどうやって探したらいいですか?
要介護の認定をされた方を担当するケアマネジャー(介護支援専門員)は、居宅介護支援事業所に従事しています。居宅介護支援事業所のリストを、市・町役場の窓口や地域包括支援センターで配布しています。利用者は事業所リストから自由に選択することができます。当センターがホームページ上で公表している「遠賀中間地域在宅医療・介護マップ」では、地域やサービスの種類により事業所を検索することもできますのでご利用ください。
なお、要支援と認定された方は、お住いの市・町役場にある地域包括支援センター(もしくは地域包括支援センターから委託を受けた居宅介護支援事業所)が担当となります。